シマンテックは7月3日、外国為替保証金取引会社の外為どっとコムが、顧客サービスやコンプライアンス対応の向上を図るために、同社の電子メール/コンテンツアーカイブソフトウェア「Symantec Enterprise Vault」を採用したことを発表した。
外為どっとコムのインターネット取引システム「外貨ネクスト」のデータベースには、5万6680口座の個人情報が蓄積されており、銀行などの金融機関に対しても、情報システムをASP形式で提供している。このため、電子メールを含めたあらゆる側面におけるコンプライアンス対応の強化が求められていた。
そこで外為どっとコムは、セキュアな情報システム環境を構築するためのプロジェクトを発足させ、電子メールシステムをウェブベースのものからMicrosoft Exchange ServerとMicrosoft Outlookの組み合わせに変更。電子メールアーカイビングソリューションとして、Symantec Enterprise Vaultを選択した。
Symantec Enterprise Vaultによって、電子メールと添付ファイルは、自動的にExchange Serverからオンライン上のサーバへと移動させる。
この仕組みを実現したことで同社は、情報管理の効率性を高め、コンプライアンスへの対応時間を削減することに成功したとしている。