アルプスは7月6日、企業のウェブサイトに向けた地図情報ASPサービス「ProAtlas MapExpress」を7月24日に開始すると発表した。PCやPDA、携帯電話機など、端末を問わず鮮明に地図を表示できるほか、マウススクロール機能や、最寄り駅からのルート検索機能を備える。店舗/不動産物件案内や、企業の拠点管理といった用途を見込む。
ProAtlas MapExpressは、ウェブサイトに組み込むことで、アルプス社が提供する10階層の日本地図を表示する。標準地図と、ウェブサイトでの表示向けに調整した地図の2種類を用意。ユーザーの端末にあわせて最適な地図を表示できるという。
地図上には、一般的な施設などのアイコンのほか、特定の店舗や事業所などのアイコンを追加表示できる。アイコンは自由にカスタマイズ可能で、テンプレート用アイコンも数種類提供する。
また、アルプスが運営する地図情報投稿サイト「みんなでつくろうYahoo!地図情報」の更新データとも連携する。
さらにマウススクロール機能やルート検索機能に加え、緯度/経度から住所変換によって地図上の位置を表示する「リバースジオコーダー」機能や、携帯電話機向けの2次元コード出力機能を備える。
アルプスでは、これら標準機能を提供する「スタンダードコース」をはじめ、地図検索機能などを追加した「アドバンスコース」、カスタマイズ性を高めた「プレミアムコース」、開発者向けの「APIコース」の4コースを提供する。
料金は、スタンダードコースが初期費用10万円、月額料金3万円。アドバンスコースは初期費用50万円 、月額料金30万円。プレミアムコースとAPIコースは、個別の問い合わせに応じる。