日本BEAシステムズは7月31日、ポータルフレームワーク「BEA WebLogic Portal 9.2J」、ウェブアプリケーションサーバ「BEA WebLogic Server 9.2J」、開発プラットフォーム「BEA Workshop for WebLogic Platform 9.2J」の出荷を8月3日に開始すると発表した。いずれも最新版となる。
WebLogic Portalは、J2EEベースのポータルサーバ。最新版では、分散ポータルシステム向け仕様Web Services for Remote Portlets(WSRP)によるポータル間連携、エンドユーザーによるコミュニティポータル作成を可能とするフレームワーク、Ajaxによるポートレット非同期更新などの機能を搭載した。 エンタープライズサービスバス製品「BEA AquaLogic Service Bus」やサービスレジストリ製品「BEA AquaLogic Service Registry」と統合している。税別価格は1CPU当たり885万円からとする。
WebLogic Serverは、J2EE対応アプリケーションサーバ。最新版はアプリケーションの変更をサーバの再起動なしに動的実行できる機能を備え、ダウンタイムを必要としない継続的なアプリケーション運用が可能。SOAP 1.2、WS-Secure Conversation、Streaming AttachmentなどのWebサービス標準に対応した。税別価格は1CPU当たり198万円からとする。
BEA Workshop for WebLogic Platformは、ウェブアプリケーション向け開発環境。最新版で、Eclipse 3.1ベース(Web Tools Platform 1.0、Eclipse 3.1 JDT)の開発環境を提供する。リファクタリング、ソース操作、ソースコード管理システム統合、デバッグなど、標準的なEclipseの機能をすべて備えているという。オープンソースのサービス指向アーキテクチャ(SOA)フレームワークApache BeehiveおよびアプリケーションフレームワークApache Strutsにもとづいて、ウェブアプリケーションを実装できる。日本BEAは、同開発環境を無料で提供している。
日本BEAは、WebLogic Portal 9.2JとWebLogic Server 9.2Jの評価版を、8月3日よりウェブサイトで無償ダウンロード提供する。