ソフトバンク・テクノロジー(SBT)とハードウェア販売のテクノグラフィー(TGI)は8月10日、オンメモリ対応リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)「Kairos」ユーザー向けに、メモリ容量64Gバイトまたは128Gバイトの韓国Uniwide Technologies製デュアルコアOpteronプロセッサ搭載サーバを販売開始した。
Kairosは、韓国REALTIMETECHが開発したRDBMS製品。データ処理の多くをメモリ上で実行するため、ハードディスク(HDD)で処理をする一般的なRDBMSに比べ、速度が飛躍的に高いという。ただし、高速処理の実行には、大量のメモリを搭載したサーバが必要となる。
SBTとTGIの提供するUniwide Technologies製サーバは、動作周波数2.4GHzのデュアルコアOpteronプロセッサを2個搭載するKairos専用モデル。Kairos用とするため、「モデル882 64Gバイトメモリモデル」(699万6000円)と「モデル892 128Gバイトメモリモデル」(2064万9000円)という大容量メモリモデル2種類を設定した。いずれも、記憶容量300GバイトのHDDを2台内蔵する。使用にあたっては、Windows Server 2003 Enterprise x64 EditionまたはRed Hat Enterprise Linux 4.0 ASが別途必要となる。
両社では、初年度に合計3億円の売上高を目指す。