AMD、新技術の「Torrenza」をアピール

藤本京子(編集部) 2006年06月08日 20時59分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 日本AMDは6月8日、テクノロジ戦略説明会を開催した。その中で米AMD 最高技術責任者(CTO)のPhil Hester氏は、サーバ向けプラットフォームにおいて「Torrenza」を推進すると述べた。

 Torrenzaとは、特定の用途に適したサードパーティーのアクセラレータを利用してパフォーマンスを向上させるプラットフォームだ。これにより、例えばJavaやXML、メディア処理など、各アプリケーションに特化したコプロセッサを開発・展開し、マルチソケットのシステム内でAMDプのロセッサと連携できるようになる。

Phil Hester氏 米AMD CTOのPhil Hester氏

 現時点では、Torrenzaの第1段階として、アクセラレータはCPUからHyperTransportを介してチップセットとつながる方式を取っている。今後は、CPUのソケット内にアクセラレータを実装する方法や、CPUとアクセラレータをパッケージ化する方法、コアの一部としてアクセラレータを統合する方法などにより、パフォーマンスを向上させる。

 「Torrenzaにより、特定のアプリケーションに最適なパフォーマンスが実現する」と、Hester氏はアピールした。

 また、Hester氏は「IntelのItaniumプロセッサに対するAMD製品のメリットは何か」という質問に対し、「システムで重要となるのはソフトウェアの互換性だ。Itaniumプロセッサは独特のアーキテクチャを持っており、ソフトウェアの開発もその分困難となる。サポートできる人員も限られるだろう。ソフトとハードの両面において、(AMDのOpteronは)Itaniumを超える」と述べた。

 会場からはさらに「AMDにとって技術的に一番難しいことは何か」という質問が出た。これに対し同氏は、「技術的に難しいことは特にないが、市場においてオープンな競争が実現することが一番難しい」と述べた。なお、AMDは日本においても米国においても、Intelが独占禁止法に違反しているとして、損害賠償訴訟を起こしている。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連キーワード
クラウド基盤

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
IT部門の苦悩
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]