ノーテル、独自の冗長化技術を拡張しダウンタイムを最速で0.1秒以下に

柴田克己(編集部) 2006年09月07日 23時34分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 ノーテルネットワークス(ノーテル)は9月6日、同社のレイヤ2/3スイッチ製品群に対して、冗長性を高める機能拡張を行うことを発表した。独自の冗長化技術である「SMLT」(Split MultiLink Trunking)の強化および追加により、同社製品を用いた、より信頼性の高いネットワーク環境を提供することが可能になるという。

 機能拡張が行われるのは、「Nortel Ethernet Routing 8600シリーズ」「同1600シリーズ」「同5500シリーズ」の各製品。

 同社のSMLTは、スイッチをまたいだリンクアグリゲーションを実現する冗長化技術。この機能によって、スイッチやケーブルの冗長化を行うと同時に、スタンバイ用の機器もアクティブ状態で使用できるようになる。これにより、機器の有効利用が可能になるという。

Nortel Ethernet Routing 8600シリーズ画像 SMLT機能の強化により、最速で0.1秒以内でのフェールオーバーが可能になる「Nortel Ethernet Routing 8600シリーズ」

 大規模ネットワーク向けの8600シリーズはでは、SMLT機能およびSMLTをレイヤ3にまで拡張した「R-SMLT」(Routed Split MultiLink Trunking)機能を強化することにより、オプション製品である「SuperMezz」の追加時には、最速で0.1秒以内でのフェールオーバーが可能になるという。

 中小規模企業向けの1600シリーズも、SMLT機能の強化により、より多くの業態における多様なネットワークに対応可能となった。

 また、中から大規模企業向けのPoE対応10ギガビットスイッチである5500シリーズは、今回から新たにSMLTの対応機種となっている。

本間隆光氏画像 ノーテル、エンタープライズ&チャネルズ営業本部エンタープライズマーケティングディレクターの本間隆光氏

 ノーテル、エンタープライズ&チャネルズ営業本部エンタープライズマーケティングディレクターの本間隆光氏は、「冗長機能を考える際には、スピードだけでなく費用対効果も需要。ネットワークの安定稼働を求めて2倍の投資をしても、これまでの冗長機能では、スタンバイのシステムは利用できなかった。ノーテルのSMLTによって、スタンバイ機器の有効利用とともに、障害発生時のダウンタイムが短い安定したネットワーク環境が実現できる。今回の機能拡張によって、より幅広い環境に、最新の冗長化技術を備えた製品を提供できるようになった」とする。

 各機種の機能拡張は、各シリーズ向けソフトウェアの新バージョンによって実現される。新ソフトウェアは、ノーテルの各販売代理店を通じて入手できる。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連キーワード
クラウド基盤

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
研究現場から見たAI
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
内製化とユーザー体験の関係
米ZDNet編集長Larryの独り言
今週の明言
「プロジェクトマネジメント」の解き方
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
セキュリティ
セキュリティの論点
ネットワークセキュリティ
スペシャル
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
CSIRT座談会--バンダイナムコや大成建設、DeNAに聞く
創造的破壊を--次世代SIer座談会
企業決算を追う
「SD-WAN」の現在
展望2017
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
PTC LiveWorx
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
さとうなおきの「週刊Azureなう」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
中国ビジネス四方山話
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
実践ビッグデータ
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化