日本アイ・ビー・エム(日本IBM)とアイ・ビー・エム ビジネスコンサルティング サービス(IBCS)は9月29日、中規模企業向けERPソリューション「IBM EXソリューションfor SAP Best Practices」の提供を開始した。
同ソリューションは、SAPの中規模企業向けERP設定自動化ツール「SAP Best Practices」をベースに、日本IBMらがERP導入を実施するサービス。導入の初期段階において、IBCSが無償で顧客の業務を分析する点が特徴という。
具体的には、IBCSのコンサルタントが業務内容を顧客からヒアリングする。ヒアリング対象はシステム担当者に限らず、営業部門、製造部門、経理部門など、関連する全部門に対して行う。ヒアリング結果にもとづき、コンサルタントが約2週間後に期間、金額、パッケージ適用範囲など、プロジェクトの全体的な概要を提示する。
日本IBMらは、「あらかじめパッケージの適用可能範囲を分析することにより、独自に開発すべき部分も明確になるため、当初予定した期間や金額を逸脱する危険性が極めて低くなり、確度の高いプロジェクトが期待できる」としている。