NECと同社グループのNECネッツエスアイ、東洋ネットワークシステムズ(TNSi)の3社は10月2日、国内で電力線通信(PLC:Power Line Communication)事業に参入し、関連製品の開発とインテグレーション事業に取り組む計画を発表した。
具体的には、家庭用のPLC対応VoIPアダプタや、データ通信/通話/映像配信を同時に行うトリプルプレイ対応セットトップボックスなどを開発し、通信事業者に提供していく。また、企業向けのPLC対応イーサネットアダプタを開発し、TNSiブランドで11月から販売する予定。
サービス面では、企業を対象として、有線および無線LANとPLCを組み合わせたネットワーク環境の設計/構築/保守サービス事業を展開する。「音声やデータ、映像などを融合する次世代の企業コミニュケーションスタイルであるユニファイドコミニュケーション実現のため、『トリプルプレイ×トリプルワイヤリング(3X3)』をコンセプトに、コンサルティングから、設計、構築、保守までのワンストップソリューションを提供する」(3社)
3社では、「NECグループとして、国内PLC関連事業を今後5年間で200億円規模に成長させたい」としている。