GXSは10月3日、米国の大手家電メーカであるWhirlpool Corporationが、全世界の取引先との電子決済に、ウェブを通じて取引業者のネットワークの拡大や刷新もオンデマンドベースで行えるGXSの電子商取引ソリューション「GXS Trading Grid Online」を採用したことを発表した。
GXS Trading Grid Onlineの採用によりWhirlpoolは、中国や東欧などの市場における需要に対し、より迅速かつ効率的な製品の供給を可能にする。また、同社が業務を展開する全ての地域の流通業者および小売業者との間に、ウェブを通じた簡易かつ包括的な企業間電子商取引(B2B)ネットワークを構築することで、サプライチェーンを最適化している。
Whirlpoolでは、サプライチェーンの最適化のために中国の主な流通業者や小売業者との間で、注文、出荷、在庫確認などのEDI(電子データ交換)サービスを検討。各社の企業規模やITインフラの違いなどが課題となっていた。また、欧州や米国でのサプライチェーンの最適化も課題となっていた。
この課題に対しGXSは、グローバル規模でインターネット接続があれば容易に取引を管理できる「GXS Trading Grid Messaging Service」の導入を提案。全世界のEDIサービスを統合し、サプライチェーン管理の最適化を実現している。