NECとNECインフロンティアは10月6日、IPv6対応アクセスルータ「UNIVERGE IX2005」の販売を開始した。価格は7万5600円。11月16日に出荷を開始する予定。
IX2005は、ファイアウォール機能を備え、アクセス端末向け認証規格IEEE 802.1xに対応しており、社内外からの不正アクセスを防ぐ。最大スループットは200Mbpsあり、「FTTH回線を活用して本社と支社/支店間を経済的に接続する拠点ルータに最適」(NEC)。
データの暗号化を行う「IPsec機能」、専用線以外でもレイヤ2VPNを構築できる「EtherIP機能」を搭載していることなどにより、NECは「UNIVERGE IXシリーズの他製品と組み合わせることで、経済的かつ安全な企業ネットワーク構築が可能」としている。なお、IPsec機能で通信を暗号化しても、最大100Mbpsのスループット性能を出せるという。
大きさは高さ36mm×幅135mm×奥行き196mmで、現行製品に比べ容積が約3分の2に小型化した。設置方法は、縦置き/横置き/壁掛けが可能であることから、小規模オフィスでの利用に適している。
NECでは、UNIVERGE IXシリーズ全体で年間8万台の販売を見込む。