アルプス システム インテグレーション(ALSI、大喜多晃社長)とクリアスウィフト(山本卓夢社長)は10月16日、企業内部からの情報漏えいを防止するビジネス事業で提携を結んだと発表した。
今回の提携では、電子メールに添付された文書に対するセキュリティ対策として、ALSIの情報漏えい防止ソリューション「DocumentSecurity(ドキュメントセキュリティ)」と、クリアスウィフトの電子メールコンテンツセキュリティソリューション「MIMEsweeper for SMTP 5.2」を連携する。これによって、「DocumentSecurity」で暗号化されていない文書を電子メールに添付して送信した際、「MIMEsweeper for SMTP 5.2」でブロックできるため、より強固な情報漏えい対策が実現できる。
「DocumentSecurity」は、ドキュメントの「作成」「編集」「保存」「利用」「破棄」というライフサイクル全般について、ドキュメントごと、ユーザー・グループごとに柔軟に設定し、暗号化したファイルに使用制限をかけることで、企業内機密情報の流出を防止するソリューション。03年の発売以来、金融業や自治体、製造業などのユーザーを中心に16万ライセンス以上の導入実績を持つ。
「MIMEsweeper」シリーズは、スパムやウイルスをはじめとする電子メールの問題に対応し、企業内部からの情報漏えいを防止する製品で、95年に英国で発売以来、1万 5000社以上の企業に導入されている。今回「DocumentSecurity」と連携させる「MIMEsweeper for SMTP 5.2」は、すべてのゲートウェイで受送信される電子メールの脅威を阻止するエンタープライズレベルのコンテンツセキュリティソリューションとなっている。
両社は、今回の製品連携を機にアライアンスビジネスをさらに強化し、相互の強みを生かしたソリューションを提供していく方針。
アルプス システム インテグレーション=http://www.alsi.co.jp/
クリアスウィフト=http://www.clearswift.co.jp/
「DocumentSecurity」=http://www.alsi.co.jp/security/ds/
「MIMEsweeper for SMTP」=http://www.clearswift.co.jp/products/msw/smtp/