国内ITアウトソーシング市場、2010年に2兆円突破--IDC Japan調べ

CNET Japan Staff

2006-10-25 19:39

 IT専門調査会社のIDC Japanは10月24日、国内ITアウトソーシング市場規模予測を発表した。

 同調査によると、2005年の国内ITアウトソーシング市場規模は前年比6.7%増の1兆7635億円。2005年〜2010年にかけての予測では、2007年以降緩やかに前年比成長率を下げながら推移し、年間平均成長率(CAGR)5.8%で成長、2010年には2兆3382億円に達する見込みだ。

 IDC Japanによれば、ITアウトソーシングにおけるサービス単価の下落は継続しており、サービスベンダー間の技術格差が減少し、サービスのコモディティ化が見られるという。これに加え、IT製品・ソリューションの発展、BPO/SaaSなどアウトソーシングの多様化などにより、情報システムの導入・運用におけるユーザー企業が複数のアウトソーシングやインソースを組み合わせて活用するマルチソーシング化が進むと予測している。

 また、マルチソーシング化を進める企業には、ベンダーや製品・サービスの評価、関連市場の把握、業務との連携などIT統制をはじめとした高い能力が求められるとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    CentOS Linuxアップデート終了の衝撃、最も有力な移行先として注目されるRHELの今

  2. クラウドコンピューティング

    調査結果が示す「Kubernetes」セキュリティの現状、自社の対策強化を実現するには?

  3. クラウドコンピューティング

    標準化されたOS「Linux」で実現するIT環境の効率化、検討すべき9つの事項とは

  4. OS

    Windows 11移行の不安を“マンガ”でわかりやすく解消!情シスと現場の疑問に応える実践ガイド

  5. 運用管理

    AWSに移行することのメリットと複雑さ--監視ソリューションの導入から活用までを徹底解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]