日本IBMは10月25日、パートナー支援プログラム「PartnerWorld」会員企業向けの新たな無償サービス「バーチャル・ローナー・プログラム(Virtual Loaner Program:VLP)」と「バーチャル・イノベーション・センター(Virtual Innovation Center:VIC)」を発表した。いずれも、すでに利用可能となっている。
VLPは、IBMのセンターにあるIBM製サーバおよびソフトを、遠隔地からウェブ経由で利用できるサービス。アプリケーションの開発、テスト、デモなどを行う際に、「あたかも自社にシステムを設置しているかのように利用できる」(日本IBM)。
利用時のシステムイメージは保存できるため、後日、同じ環境で作業を続けることも可能。利用できるハードは、統合ビジネスサーバ「IBM System i」、UNIXサーバ「IBM System p」、ブレードサーバ「IBM BladeCenter」。
一方、VICは、IBM製品やアプリケーション開発、マイグレーションノウハウを学習するためのEラーニングサイト。メールやチャットを介し、技術的な質問も行える。
両サービスを提供することで、日本IBMは「ビジネスパートナー各社が、時間や場所、コストを気にすることなく自社のソリューションやアプリケーションを開発することや、開発者の技術的なスキルを向上させることを通じて、パートナーから顧客に対する高付加価値の提供を支援していく」と述べる。