シマンテック(木村裕之社長)は11月21日、メールセキュリティソリューション「Symantec Mail Security 8300シリーズ」を発表した。
スパム対策やウイルス対策、コンテンツフィルタリングの機能を統合し、送受信の双方向で電子メールの脅威を阻止する。ドメイン別、ポリシーベースのTLS暗号化、インシデント管理、添付ファイルを含むメールコンテンツ全体に対するキーワード、定型表現スキャンなどが利用できる。
オプションの「Premium Content Control機能」は、基本的なコンテンツフィルタリング機能を拡張強化する機能。情報漏えいに伴うリスクを緩和するほか、医療保険の相互運用と説明責任に関する法律(HIPAA)やSOX法など産業法規の遵守も行える。さらに、50種類の設定済み機密情報保護ポリシーを用意した。
また、添付ファイルをリアルタイムで監視する「Symantec Probe Network」の機能、サイトに関するヒューリスティックスや分析を併用し、新たなウイルス発見後にウイルス対策定義ファイルが配布されるまでの期間を最小に抑える「ゼロデイウイルス防止効果」も搭載した。
スパム対策では、シマンテックのBrightmail AntiSpamエンジンをベースに、20種類以上のスパムフィルタリングを装備。スパムルールは5分ごとに自動更新することで、リアルタイムスキャンで電子メールの脅威から保護、スパム検知率、判定精度99.9999%を実現した。