第3回:WindowsマシンにSolarisをインストール、Vistaは……--Solaris 10で行こう!

福田昌弘

2006-11-30 22:35

 これまでの連載を読み、手持ちのマシンにSolaris 10をインストールしてみようかと思った読者がひとりでもいてくれれば、筆者個人としてはとてもうれしい。また、興味はあるが、余分なマシンがないためSolaris 10のインストールをためらっている読者もいるだろう。

 今回は、そんなあと一歩が踏み出せずにいる読者のために、現在使用中のWindowsマシンにSolaris 10を追加してデュアルブートする方法を示そう。

まずマシンの互換性を確認

 使用中のWindowsマシンにSolaris 10をインストールするときには、まず最初にそのマシンがSolaris 10のシステム要件を満たしていることを確認する。x64/x86版のSolaris 10では、次の環境がインストール対象として推奨されている。

  • メモリ:512MB以上
  • プロセッサ:500MHz以上
  • ハードディスク空き容量:10GB以上

 また、Solaris 10に限らずLinuxなどの新たなオペレーティングシステムをインストールするときには、必ずビデオボードやネットワークボードなどの各種デバイスの互換性も確認しておくべきだ。

 サン・マイクロシステムズでは、各種デバイスとSolaris 10の互換性をチェックするためのツールをウェブサイト上で提供している。このチェックツールをダウンロードしてCD-Rなどに書き込むことで、デバイスの互換性を容易に確認できる。

 実際にチェックツールを書き込んだCD-Rでマシンを再起動すると、次のような結果を得ることができる。この結果で右端の2列、“Solaris Driver:”の“32BIT”か“64BIT”の欄が“Y”であれば、そのデバイスはSolaris 10でも動作する。

デバイス互換性チェックの結果 デバイス互換性チェックの結果。

専用パーティションを用意

 マシンのスペックやデバイスの互換性を確認したら、次はSolaris 10のインストール先を決める。StarSuite 7での個人データやブラウザでのダウンロードデータなどはブートディスク以外の場所に収めることもできるが、Solaris 10の基本ソフトウェアやスワップ領域はブートディスクに収める必要がある。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]