アッカ・ネットワークスとカテナは12月5日、企業向けVPNサービス「Catenet IP-VPN」の販売を12月1日に始めたと発表した。さらに、両社は同日、同サービスをベースとする緊急地震速報の通知サービスも販売開始した。
Catenet IP-VPNは、アッカのADSLと光回線を利用する通信サービス。「セキュリティや保守体制も万全であり、緊急時に安心して利用できる帯域保証付きの回線を選択することも可能」(両社)。
税別料金は、帯域保証のない共用型サービスが初期費用7万5000円、月額費用1万5000円から、帯域保証のある専用型サービスが初期費用7万5000円から、月額費用3万7500円からとなる。
アッカとカテナは、Catenet IP-VPNをカテナの各種情報システムと組み合わせて、通信インフラからソフト、ハードまで一括提供するソリューションを販売していく。
第1弾として、カテナの「緊急地震速報システム」とCatenet IP-VPNを用い、気象庁の出す緊急地震速報を通知するASP型サービスの提供を開始した。ASP型であるため、両社は「極めて安価な初期投資費用で導入可能」としている。1拠点当たりの税別料金は、月額1万2500円から。
カテナは、今後も各種防災システムや流通・金融など向け情報システムでCatenet IP-VPNを通信インフラとして採用し、初年度のCatenet IP-VPN販売回線数を300回線と見込む。