インターネットイニシアティブ(IIJ)と日本BEAシステムズは12月6日、無線ICタグ(RFID)向けアーキテクチャ「RFID2.0」に対応する技術プラットフォームを提供していくと発表した。両社は、EPCglobal規格準拠のネットワーク技術とミドルウェア製品を連携させて、RFIDシステムを構築する。
RFID2.0は、企業ITシステムにRFIDを組み込むためのアーキテクチャを含む、RFID利活用モデルの呼称。日本BEA、日本ヒューレット・パッカード(日本HP)、NTTデータなどが提唱している。
IIJと日本BEAは、「IIJ EPC Networkサービス」と「BEA WebLogic RFID Edge Server/WebLogic RFID Enterprise Server」の相互接続性を検証し、両製品を連携できるシステム環境を構築した。これにより、両社は「ネットワークを介して企業内あるいは企業間の業務システム全体にRFIDを組み込み、活用するRFID2.0を実現できる環境が整った」としている。
両社は、RFID検証施設などにデモンストレーション環境を構築し、RFIDシステムを実際に体験、検証できる場を用意する。第1弾として、「HP RFID Noisyラボ・ジャパン」にデモンストレーション用システムを提供する予定。