ECサイトでのCRM活動を成功させるためには、顧客が欲する情報を的確なタイミングで提供することが極めて重要となる。その実現に向けMIJSが利用を呼びかけるのが、メールを利用したe-CRTアプリケーションの「WEB CAS」だ。2月1日に開催された「MIJSカンファレンス Japan 2007」の製品連携トラックでは、エイジア取締役の中西康治氏が「EC成功に導くメールマーケティングとキーワード検索」と題し、同製品の具体的な機能と活用方法について講演を行った。
電子メールマーケティングに必要な機能をそろえる
1995年の事業開始以来、「クライアントに満足を買ってもらいたい」をテーマに、メールの活用に向けた各種の製品開発に取り組んでいるエイジア。なかでも、メールを利用したe-CRTアプリケーションであるWEB CASは、大規模ウェブサイト向けのCRMソリューションのみならず、手軽に利用できるASP版、PCで利用できるパッケージなど、利用規模に応じたさまざまなラインアップを提供している。
中西氏は、「ワン・ツー・ワンのウェブマーケティング機能に加えて、コールセンター業務をサポートするインバウンドEメール共有管理機能や、ウェブアンケートの生成やリアルタイム分析によるウェブリサーチ機能など、ウェブサイトでのCRM活動に必要なメールの機能を一通りそろえているのがWEB CASの大きな強み。同製品を用いることで、電子メールマーケティングに関するさまざまなニーズに柔軟に対応することが可能になる」と話す。
ECサイトの検索機能とメールCRMを強化する
ECサイトの運営を成功に導くために、現在、エイジアが同製品をさらに活用する手法として積極的に提案しているのが、システムインテグレーターのECサイト構築パッケージ「SI Web Shopping」と、アクセラテクノロジのエンタープライズサーチプラットフォーム(ESP)である「Accela BizSearch」を組み合わせて利用するというものだ。
まず、SI Web Shoppingは10年間で900サイト以上の導入実績をもつECサイト構築ツール。フロントとバックエンドの双方に必要とされる機能を備えたオール・イン・ワンのパッケージ製品で、モバイル向けサイトも構築できる。取扱商品点数やアクセス数が多い場合にも十分なパフォーマンスが得られるよう設計されており、大規模サイトにも対応可能。ソースコードが公開されていることからカスタマイズも容易に実施できる。