日本オラクルは4月2日、企業内向け検索エンジンの新版「Oracle Secure Enterprise Search 10g Release 1(10.1.8)」と、同製品で利用できるコネクタ「Oracle Secure Enterprise Search Connector」の出荷を開始した。
Oracle Secure Enterprise Search 10gは、オラクル製品の一部へのセキュア・サーチ機能を持っている。今回発表されたコネクタにより、「Oracle E-Business Suite 11i」「Oracle Siebel」などのアプリケーション製品や「Windows NT File System(NTFS)」「EMC Documentum Content Server」「IBM FileNet Content Manager」「IBM Lotus Notes/Domino」「Microsoft Exchange」「Microsoft SharePoint Portal Server」「OpenText Livelink ECM」などへも検索対象を広げた。
また、セキュリティ・プラグイン機能を追加。企業情報ソースにおける固有の認証や承認の仕組みに加え、「Oracle Internet Directory」「Microsoft Active Directory」「Sun Java System Directory Server」「OpenLDAP」など、さまざまなID管理製品に対応できるフレームワークを提供できるようになった。
「推奨コンテンツ」や「フェデレーテッド検索」などの新機能も搭載されている。
推奨コンテンツは、Oracle Secure Enterprise Search 10g以外の情報ソースからの検索結果やリアルタイム情報の取り込みができる。この機能はGoogle OneBoxとの互換性があることで、Google OneBoxを提供するアプリケーションと容易に連携できるようになっている。
フェデレーテッド検索は、Oracle Secure Enterprise Search 10gのセキュアな検索リクエストを企業内の別のOracle Secure Enterprise Search 10gで実行し取得できる。
Oracle Secure Enterprise Search 10g Release 1(10.1.8)は2月22日に出荷済みで、価格は1プロセッサ当たり393万7500円。1指名ユーザーあたり7875円。Oracle Secure Enterprise Search Connectorは、1コネクタあたり393万7500円。
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