日本ユニシスは4月10日、2007年2月28日に発表し3月5日より開始したネットマークスの株式及び新株予約権の公開買付けにかかる、買付け等の期間の延長を発表した。
買付け等の期間は、2007年3月5日まで(28営業日)とされていたものが、「2007年5月31日(60営業日)」まで延長。決済の開始日は、2007年4月19日とされていたものが、「6月7日より」に延期されている。
TOB期間延長の理由について、日本ユニシスでは、ネットマークスが4月10日に行った「特別損失の計上及び業績予想の修正に関するお知らせ」において、同社の平成19年3月期の個別及び連結通期業績予想の売上高及び利益予想数値の下方修正が行われるとともに、特別損失の発生に伴う臨時報告書を関東財務局長に提出したため、これらの開示を受けて、日本ユニシスが2007年3月5日に提出した公開買付届出書の記載事項の訂正のための訂正届出書の提出およびび買付け等の期間の延長が必要になったためとしている。
日本ユニシスでは、今後のネットマークスとの戦略的提携によって、システムとネットワークの統合による付加価値の高いソリューションの提供力強化と受注の拡大、保守機能をはじめとした各種経営基盤の統合とスケールメリット確保によるコスト削減、効率化等の施策を推進し、シナジー効果を追求していく方針に変更はないとしている。