ソフトウェアの要らないVoIPサービス「JAJAH」って? - (page 2)

文:Deb Shinder 翻訳校正:吉井美有

2007-04-17 08:00

付加サービスでカンファレンスも

 JAJAHは通常の1対1のVoIP通話以外のサービスも提供している。JAJAHでは、通話を事前にスケジューリングしたり、電話がつながる時間であることを知らせるテキストメッセージを送信したりするように設定できる。また、通話のスケジューリング設定は分単位、時間単位だけではなく、日単位でも行うことができる。なお、テキストメッセージには追加料金がかかる可能性があるものの、通話のスケジューリング自体は追加料金なしで行えるようになっている。

 最大10人までのカンファレンスコールを行うこともできる。JAJAHのウェブサイトでは、会議の参加者すべてを設定すると画面上に(1分当たりの)通話料金が表示されるため、会議の開始に先だってその通話費用を知ることができる。JAJAHのカンファレンスコールを設定する方法のデモビデオはここにある。

ビジネスアカウント

 企業向けにビジネスアカウントも用意されている(日本語サイトでは「ビジネス口座」)。ビジネスアカウントでは、複数のユーザーの管理やモニタリングを行うことができる。各ユーザーに対して通話料金の上限を設定したり、全通話の明細つき請求書を毎月受け取ったりすることができる。

 ビジネスアカウントを開設すると、通話料金を着信側が負担する電話番号を得て、その電話番号に電話を掛ける[Call Me](コールミー)ボタンを自社のウェブサイトに配置することもできる。顧客はこのボタンをクリックするだけで、あなたの会社に無料で電話を掛けることができるというわけだ。

 ビジネスアカウント用のアプリケーションでは、毎月必要となる通話料金額(すなわち、精算、支払を行うまでに利用できるJAJAHサービスの合計上限金額)を指定するようになっている。1つのビジネスアカウントを利用できる従業員の数に対する制限はない。また、ビジネスアカウント自体に対する月額料金は設定されておらず、行われた通話に応じて従量課金される仕組みだ。

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