NetIQは6月5日、WindowsのディレクトリサービスであるActive Directory(AD)の管理と監査を可能にする製品「Directory and Resource Administrator(DRA)」の出荷を開始した。価格は1シートあたり25万6000円。
DRAは、AD上で使用できる「権限」を300以上に細分化し、業務に必要な最低限の権限を担当者別に付与できる仕組みを提供する。いくつかの権限をあらかじめ「役割」として定義しておけば、複数の担当者に対して容易に権限を委譲できるようになる。
これらの操作は、監査用のログによって記録される。
NetIQでは、管理面だけでなく、作業の効率を上げたり、作業ミスを削減したりするといったツールの価値も売り込みたい考えだ。
ADは、ユーザーのIDやパスワード情報、ユーザーが所属するグループ情報、サーバ、コンピュータ、およびプリンタといった機器の情報、それにExchangeメールのようなサービスの情報など各種重要情報が保管されている。