デジタルアーツは6月20日、企業向け電子メールフィルタリングソフト「m-FILTER」のLinux版を8月1日より出荷開始すると発表した。
m-FILTERは、情報漏えい対策に欠かせないメールの送受信制御を行う「m-FILTER MailFilter」、内部統制に必要なメールの全文保存と検索が可能な「m-FILTER Archive」、運用効率を向上するスパムメール対策「m-FILTER Anti-Spam」といった機能を備えた企業向けの電子メールフィルタリングソフトだ。2月28日よりWindows版「m-FILTER for Windows」が発売されていたが、Linux版「m-FILTER for Linux」の発売によりラインアップを強化する。
また、m-FILTER for Linuxの発売に伴い、m-FILTER for Windowsのバージョンアップも実施予定。主な新機能としては、ルールの宛先と差出人にドメインおよび添付ファイルに関する選択を追加、保存メール検索条件にスパムに関する条件を追加、管理画面ログインパスワードのセキュリティ強化、Internet Explorer 7への対応、有償オプション「m-FILTER File Scan」にてMicrosoft Office 2007ファイル形式の検索に対応などとなっている。
対応OSはRed Hat Enterprise Linux 4、5で、Pentium 4 2.4GHz以上のCPUで動作可能。50〜2500ライセンスまでの価格帯が用意されており、参考価格は保守を含み100ライセンスあたり177万円となっている。なお、それ以上のライセンス数についても個別相談で対応するという。さらに、製品導入を検討しているユーザーのためにm-FILTER for Linuxの30日間無料評価版が、8月1日の出荷開始にあわせて提供される予定だ。