サイボウズとグループ会社のインテグラート・ビジネスシステムは6月28日、営業支援システム(SFA:Sales Force Automation)製品を開発し、2007年夏より販売を始めると発表した。
SFAは、営業に関するコンタクト履歴や商談の進捗状況、営業スケジュール、顧客情報などを蓄積し、営業活動の効率化を図る情報システム。案件成立の見込みを営業部内で共有することが可能になり、サイボウズは「営業部の業務効率と知識レベルが向上し、売り上げアップと顧客満足度の向上にもつながる」としている。
サイボウズが引用したノークリサーチの調査結果によると、国内企業の35%以上がSFA製品の導入を検討しており、特に中小企業の需要が多いという。これを受け、中小企業でも手軽に導入可能なSFA製品の開発に取り組む。
新たに提供するSFA製品の特徴として、サイボウズは「コンサルティングが不要で、高いITスキルを持たない企業でも簡単に安価に導入できる」という点を挙げる。また必要不可欠な機能に絞り込むほか、サイボウズ製グループウェアをベースとするユーザーインターフェースを採用するため、PCの操作に不慣れなユーザーも簡単に使えるという。