三菱UFJ証券のクラスタシステム、6.52テラフロップスで世界193位の性能

ニューズフロント

2007-06-28 18:32

 三菱UFJ証券は、マイクロソフトのクラスタリングサーバOS「Windows Compute Cluster Server(CCS)2003」と日本IBMのブレードサーバ「IBM BladeCenter」448台で、金融工学シミュレーション用のクラスタシステムを構築した。マイクロソフトと日本IBMが6月28日に明らかにしたもの。

 各BladeCenterはデュアルコア版Xeonを搭載することから、同システム全体の演算コア数は1792個となる。Windows CCSはOSに加え、高性能コンピューティング(HPC)クラスタに必要な通信ライブラリ、ジョブスケジューラ、リソース管理ツールなどを含むため、同システムを構築するにあたり追加投資は不要だったという。

 日本IBMがベンチマークテストLinpackで処理性能を計測したところ、6.52テラフロップスを記録した。これにより、6月27日発表の世界スーパーコンピュータランキング「Top500」で193位となった。なお、金融機関の所有するシステムとしては、世界第2位に相当する。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]