前回は包括的な話でしたが、今回は書籍の内容で、私が特筆すべきことだと思ったことを記述していくことにします。
■ITILのコア・モデル
V2のジグソー・モデルから“ITIL Core”になりました。
中心に“Service Strategy”が位置づけられ、これはいろいろなビジネスに対応できるように考慮されたモデルだそうです。戦略自体が、状況や提供業種によって種々あるが、ガイドに従って推進されることが望まれています。この戦略の周りを、「Service Design」「Service Transition」「Service Operation」が囲みながら回ります。その外側を”Continual Service Improvement”が動き続けます。
ライフサイクルを時系列であらわしたものを、PDCAサイクルと合わせこんだイメージでしょうか。いろんな状況の路面を走る車のタイヤみたいに、いろいろなところに使えるが、その解説書になるのが、ITIL V3の書籍ということでしょうか。
(全文はこちら--「ITIL:インサイドストーリー」)