日本コンピュウェア、.NET開発支援ツール最新版をまずは英語版で提供

田中好伸(編集部)

2007-07-24 21:52

 日本コンピュウェアは7月24日、.NETアプリケーション開発支援ツールの最新版となる「DevPartner Studio Professional Edition 8.2」(英語版)の販売を開始したことを発表した。税別価格は、初年度のサブスクリプション契約を含んで1ネームドユーザー36万8000円となっている。

 DevPartner Studio 8.2は、Visual Studio 2005との統合を実現し、単体テストからシステムテストまで、アプリケーションやコンポーネント、ウェブサービスの構築を支援するデバッグ/テストツール。今回は、Windows VistaやVisual Studio 2005を使ってアプリケーションを構築する開発部門や品質管理部門を対象に、先行して英語版を提供する。

 最新版のDevPartner Studio 8.2では、Vistaに対応するほか、Internet Information Server(IIS)7.0とInternet Explorer(IE)7.0のサポートが追加されている。開発者はVistaでのアプリケーション開発にDevPartner Studio 8.2のデバッグ/テスト機能を利用し、アプリケーションを開発できる。

 また、XML形式でデータを保存するエクスポート機能に、新たにコードレビュー、エラー検出、パフォーマンス・エキスパートのエクスポートができるようになった。これでDevPartner Studio 8.2のデータをさまざまなツールで参照可能となった。

 さらに、アプリケーションのシステム構成や設定を比較し、設定に起因する不具合を特定できるユーティリティ機能である「システム コンパリソン(System Comparison)」をDevPartner Studio 8.2と別々にインストールできるようにもなっている。この機能によって、開発者が関与することなく、品質管理やヘルプデスクの担当者が直接システム構成や設定の問題に関連した比較分析が行えるようになっている。

 DevPartner Studio 8.2と一緒に、、デバッグやテスト支援の中核となるツール、自動エラー検出(BoundsChecker)、カバレッジ分析、パフォーマンス分析で構成された、Visual C++ユーザーのための低価格スイートである「DevPartner for Visual C++ BoundsChecker Suite 8.2」(英語版)も同時に発売する。税別価格は、初年度のサブスクリプション契約を含んで21万5000円となっている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    調査結果が示す「生成 AI 」活用によるソフトウェア開発の現状、ツール選定のポイントも解説

  2. ビジネスアプリケーション

    ITR調査結果から導くDX浸透・定着化-“9割の国内企業がDX推進中も成果が出ているのはごく一部”

  3. セキュリティ

    最新調査が示すセキュリティ対策の「盲点」とは?|ゼロトラスト、生成AI、サプライチェーンリスクの実態

  4. セキュリティ

    セキュアな業務環境を実現する新標準「Chrome Enterprise Premium」活用ガイド

  5. ビジネスアプリケーション

    生成 AI を活用した革新的な事例 56 選 課題と解決方法を一挙紹介

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]