NTTデータは8月22日、既存のデータベースやウェブサービスをマッシュアップしたウェブシステムを、短期間で構築するソリューション「Scarash」の提供を同日より開始したと発表した。
Scarashは、既存のシステムで保持しているデータやサービス、およびインターネット上で公開されているウェブサービスなどを組み合わせ、新しいサービスをマッシュアップアプリケーションとして短期間で構築し提供するもの。
短期間でのマッシュアップアプリケーションの構築を実現するため、異なるサービス間のデータ連携機能やウェブクライアント画面など、一般的に開発期間がかかる傾向のある機能について、開発フレームワークなどを用いた効率的な開発を行う。
これにより、マッシュアップアプリケーションの開発工程を従来よりも最大約3割程度短縮することを可能にしている。また、SOAにも対応することが可能だ。NTTデータでは、短期間での開発が求められる小中規模システム向けに本ソリューションの展開を図るとしている。また今後は、ツールやライブラリの拡充を図りながら、新規システムの構築へ積極的に活用し、平成21年度末までに30システムへのソリューション適用を目指す考え。