サイオステクノロジーは8月23日、企業や学校における既存の情報システムとGoogleが提供するホスティング型アプリケーション「Google Apps」を連携するサービス「SIOS Integration for Google Apps」の提供を開始した。初年度、30件の導入を目指している。
SIOS Integration for Google Appsは、サイオスが開発した「Provisioning API」を利用して、Google Appsへのシングルサインオンや法人内ユーザー管理システム、Google Appsの同期などを実現するサービス。まずは学校法人向けに同日より販売が開始された。
Provisioning APIは、ユーザーアカウントの生成、取り込み、更新、削除などの機能をアプリケーションに実装するためのインターフェースを提供するもの。一方、Google Appsは、Gmail、Googleカレンダー、Googleトークのアカウント提供や、Docs & Spreadsheetsによるオンライン文書管理、ファイル共有やデータの同時編集が可能。両サービスを組み合わせることで、スムーズなコラボレーションが実現できる。
サイオスでは、すでに日本大学の学生10万人を対象に、Google Apps Education Editionの導入支援とシングルサインオンおよびアカウント管理システムの構築の実績を持つ。このとき、情報システム間連携やログインアカウントの統一および管理が課題となっていた。サービスの詳細は、同社のウェブサイトで紹介されている。