日本オラクル、「ORACLE MASTER」強化:専門性高い資格を新設

大川淳 2007年09月26日 21時24分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 日本オラクルは、教育分野の事業「オラクルユニバーシティ」を強化、同社の技術者認定資格「ORACLE MASTER」を拡充し、専門性の高い認定資格「ORACLE MASTER Expert」を10月末から提供する。さらに、10月に国内で提供を開始する予定の「Oracle Database 11g」の認定資格、「ORACLE MASTER Oracle Database 11g」を2008年2月から設ける予定だ。多数の企業を買収したことにより製品の系列が多様化していることと、BI、SOAなど需要が拡大している技術潮流に対応し、同社の技術に精通した人材を増加させることを図るとともに、この領域の売り上げを対前年同期比8.8%増の23億3,000万円に伸長させることを目指す。

 新しい認定資格「ORACLE MASTER Expert」は、従来の「ORACLE MASTER」を補完するものとして位置づけられ、特定の製品や機能、技術についての専門技術力を証明する資格を提供する。これまでの「ORACLE MASTER」では扱えていなかった、BI(Business Intelligence)、SOA(Service Oriented Architecture)、セキュリティ、グリッドなどに通暁した技術者を育成する。

 まず10月末頃に、RAC(Real Application Clusters)を習得する「Oracle Database 10g Real Application Clusters Administrator Certified Expert」を設ける。対応研修コースは「Oracle Database 10g Real Application Clusters 構築と運用」。11月末頃には、Linux分野の「Oracle Database 10g Managing Oracle On Linux Certified Expert」を開設する。対応研修コースは「Linux版Oracle10g データベース構築と運用」だ。予価はいずれも15,750円。これらのほか、BI、SOA、セキュリティについてのプログラムも今後、順次追加していく意向で、同社2008会計年度の新規取得者を同17%増の1万7,000人と見込んでいる。

 また、同社は企業買収/合併により整えたビジネス・アプリケーション分野の認定資格も強化する。従来の「Oracle E-Business Suite」に加え、「Siebel」、「JD Edwards」、「PeopleSoft」といった製品分野での認定資格を、10月末から順次提供していく方針だ。当初は「Siebel 7.7 認定コンサルタント」を新設、対応研修コースは「Siebelコンサルタント」で予価は26,250円。これにつづき、「Siebel 8 認定コンサルタント」、「JD Edwards 8.1 認定 会計コンサルタント」や、「PeopleTools 認定デベロッパー」を2008年2月に順次提供する。同じく、この分野の新規取得者を同48%増の850人と予想している。

日本オラクル 保々雅世 執行役員 オラクルユニバーシティ本部長 日本オラクル 保々雅世 執行役員 オラクルユニバーシティ本部長

 さらに、国内では10月23日から提供が開始される「Oracle Database 11g」の認定資格、「ORACLE MASTER Oracle Database 11g」を2008年2月に設ける。すでに「ORACLE MASTER」を取得済みの技術者に対しては、旧バージョン資格からのアップグレードが可能になっている。

 同社では、旗艦であるデータベースだけでなく、CRM、ERP、ミドルウェア、産業別アプリケーションなどの分野でも2010年にはナンバーワンになることを目標とする「Vision 2010」を策定しており、同社の技術に通じた専門家を増やすことは、この戦略を支える重要な要素のひとつとなる。同社の保々雅世 執行役員 オラクルユニバーシティ本部長は「データベースからミドルウェアまで、すべての領域に渡る製品をもっていることがオラクルの強み」と指摘、このような「フルスタックのソリューションの価値を最大化できるスキルを習得した技術者を育成していきたい」と話している。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連キーワード
運用管理

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
デジタル“失敗学”
コンサルティング現場のカラクリ
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
企業セキュリティの歩き方
サイバーセキュリティ未来考
ネットワークセキュリティの要諦
セキュリティの論点
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
吉田行男「より賢く活用するためのOSS最新動向」
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
日本株展望
企業決算
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]