9月26日、組み込み型全文検索エンジン「Senna 1.0.9」がリリースされた。
SennaはC言語で記述されており、DBMSやスクリプト言語処理系などに組み込むことによって、全文検索機能を強化することができる。n-gramインデックスや単語インデックスの特徴を兼ね備え、高速かつ高精度な転置インデックスタイプのエンジン。ライセンスは、GNU Lesser General Public License(LGPL)。
今回のリリースでの、変更点は下記のとおり。
- inv.cでのバグを修正:inv_cursor_open()関数とinv_update()関数が同時に呼び出された場合、いくつかのプロセスでnrefのデータが破損することがあり、デッドロックを引き起こす要因となっていたが、これを修正
- sen_query_snip関数を追加
- 不正確なテストを行うn_subrecs関数を修正
- エラー件数が、sennachkでうまく初期化されていなかったバグを修正
- sen_index_select()関数のバグを修正。マルチセクションで使用されたとき重複したレコードの値を返していた
詳細な情報は、同梱されているChangeLogを参照していただきたい。また、SennaのWebサイトにも訪れてみるとよいだろう。