前版の約2倍の漢字をサポート--IPA、一般ユーザー向けに独自フォント無償配布

田中好伸(編集部) 2007年10月01日 22時05分

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 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は10月1日、アウトラインフォント「IPAフォント」の無償での一般ユーザー向け配布を開始した。ウェブサイトからダウンロードできる

 IPAフォントは、2003年末から公開してきたが、今回一般ユーザー向けの使用許諾条件(End User License:EUL)を定め、無償配布を開始した。これまでは、IPAが支援したプロジェクトで開発されたソフトの活用を目的に配布していた。

 同フォントは明朝体とゴシック体があり、それぞれに等幅とプロポーショナルの2種類、メニュー表示などに適したUIフォントを加えて計5種類が用意されてある。最新の日本語文字コード規格である「JIS X 0213:2004」に準拠することで1万1000以上の漢字をサポートしている。同規格の前版となる「JIS X 0208:1997」では約6000をサポートしており、利用できる漢字が約2倍に増えたことになる。

 これまでは一部のオープンソースソフトウェア(OSS)環境では、フォントが十分に提供されていなかったために、ソフトウェアを開発しても思うように日本語の表示や印刷ができないなどの問題があった。また、違うOS上で作成した文書などを交換する時の互換性の問題も意識されていた。こうした背景からIPAでは、環境を問わない共通の日本語基盤として自由に利用できるフォントとして、IPAフォントを開発している。

 今回の無償配布は一般ユーザーを対象にしたものであり、フォントのデザイン変更を可能にするライセンスについては「2008年3月末までに検討を終えたい」(オープンソースソフトウェア・センターでセンター長を務める田代秀一氏)としている。

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