マカフィーはこのほど、9月のネットワーク脅威の状況を発表した。これは、マカフィーがウイルスと「不審なプログラム(Potentially Unwanted Program:PUP)」の検知数をランキングしたトップ10となっている。
ウイルスでは、7月に発見された「W32/Zhelatin.gen!eml」が引き続き1位となった。これは、スパムメールを介して脆弱性攻撃プログラムをホストしているサイトへ誘導し、そのサイトにアクセスするだけでダウンロードを開始するトロイの木馬。企業数、マシン数ともに2位以下を大きく引き離している。
PUPでは、トップ10の大半をアドウェアが占める状況は変わっておらず、中でも「Winfixer」や「Drivecleaner」は常に上位に位置している。マカフィーでは、たとえ合法サイトであろうとも、不審なメールのURLからアクセスするのは危険であること、また、情報漏洩防止の観点から、フリーソフトの不用意なダウンロードは慎むように呼びかけている。