17日、DrupalプロジェクトはCMS(コンテンツ管理システム)「Drupal」の新しいバージョン「Drupal 6.0 beta 2」をリリースした。
Drupalは、オープンソースで開発されている多機能なCMS。複数の人でサイトを管理する仕組みが最初から備わっており、個人のブログから大規模なコミュニティのウェブサイトまで対応できるとしている。
Drupal 6.0では、現在の最新の安定版であるDrupal 5.3と比較して多くの機能の追加、向上が行われている。
その中でいくつかを紹介すると、まずインストーラについては、今まで分散していた設定のパラメータをインストール時にすべて設定することが可能になり、セットアップが以前に比べて格段に簡単になったという。また、多言語のサポートも向上し、右から左へ書く言語がサポートされたほか、インタフェースの翻訳機能も自動的にインポートされるようになった。さらに、TriggerモジュールがDrupalのコアに追加され、サイト上のさまざまなイベントで、設定可能なさまざまな処理を実行することが可能になった。
今回リリースされたDrupal 6.0 beta 2では、約1カ月前にリリースされたDrupal 6.0 beta 1と比較して、多くのユーザビリティの改善やバグの修正が行われている。