Linuxディストリビューション「Ubuntu 7.10」の日本語ローカライズ版リリース

原井彰弘

2007-10-23 18:12

 Ubuntu Japanese TeamはLinuxディストリビューション「Ubuntu 7.10」の日本語ローカライズ版をリリースした。

 今回のリリースは、Ubuntu Teamが18日に「Ubuntu 7.10」をリリースしたことを受けたもの。Ubuntuは、主にデスクトップ用途をターゲットとしたオープンソースのLinuxディストリビューション。簡単なインストール作業ですぐに使い始めることができ、ソフトウェアのアップデートも容易に行えることを特徴としている。

 Ubuntu 7.10では、新たにデスクトップ環境としてGNOME 2.20を採用し、Compiz Fusionによるリッチな3Dデスクトップ環境を標準で提供している。また、LinuxによるGUI環境の構築には欠かせないものの、設定変更にはコンソールでの操作が必要不可欠だったX Window Systemのために、新たにフルGUIの設定ツールを追加している。これにより、X Windowを起動したままで画面解像度やマルチディスプレイの設定を行えるようになった。それ以外にも、デスクトップ検索やWindowsのNTFSの読み書きなど、さまざまな新機能が追加されている。

 なお、日本語ローカライズ版では、文字コードやフォント、日本語入力などに関する対応が独自に行われている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]