Matusow氏は同氏のブログの中で、「これらすべての動きから、文書フォーマットに関して論じる場合、実際にはその議論の真の『ソリューション』である、アプリケーションの周辺技術について論じているのだということが、これまで以上に確かになったようである」と記した。
Hiser氏は、Open Document Foundationの立場については、ODF推進派の間で論争の的となっていると述べた。一般的にはODF推進派は、Microsoftの「Office Open XML」に代わる有望な規格を求めているか、ODF内に単一の規格を持つことを求めている。
Hiser氏は、Matusow氏のブログへのコメントとして、「(Microsoft Officeを搭載した)5億台あまりのデスクトップを考慮に入れないとしたら、誰の問題も解決していないことになると思う。貴社の昔からのEmbrace & Extend(取り入れて拡張する)という概念は好きだ」と記した。
Edwards氏は、Web 2.0などホステッドアプリケーションプロバイダによるウェブに存在する文書向けには、CDFの方がODFよりも適していると主張した。
同氏は、「OpenDocumentは、インターネット対応のファイルフォーマットではない。インターネット対応ではないという根拠は多くある。われわれはOpen Documentをインターネット対応にしようと格闘してきたが、結局基本的な計画を変えなければならなかったのだと私は思う」と述べた。「CDFならばこれが可能である。しかしベンダーらによる大きな支援が必要である」(Edwards氏)
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