Microsoftは、「Microsoft Office 2007」の文書との互換性を持たせるための「Microsoft Office Mobile」のアップデートをリリースした。Microsoft Office 2007は論議を呼んでいるOffice Open XML(OOXML)をベースにした新しいファイルフォーマットを採用している。OOXMLに関してはMicrosoftが世界的な承認を得ようと試みているが、その試みはどうやら失敗に終わりそうだ。世界標準を目指すOOXMLの主たるライバルは、完全なオープンソースのOpenDocument Format(ODF)である。
「Microsoft Windows Mobile」はこれまで、OOXMLベースの文書を扱うことができなかった。必要とされる更新については、Microsoftの英国にいるモビリティマネージャーの1人によって2カ月前に偶然、その簡単な内容がリークされた。最新の更新は公式なリリースであり、Microsoft Windows Mobile 5および6のユーザーが利用できる。今回の更新ではXMLファイルを扱えるようになるばかりでなく、更新パックにはExcelスプレッドシートの閲覧、「PowerPoint Mobile」のSmartArtの閲覧、およびZIPフォルダの内容の閲覧と展開のそれぞれの機能強化が含まれている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ