サイボウズOfficeやガルーンに脆弱性--XSSやHTTPヘッダインジェクションなど

吉澤亨史

2007-12-12 20:52

 JPCERT/CCはこのほど、サイボウズ製品に4件のセキュリティ脆弱性が確認されたとして、注意を呼びかけた。対象となる製品は、「サイボウズ Office」や「サイボウズ ガルーン」など複数の製品で、クロスサイトスクリプティング(XSS)やHTTPインジェクションなどを実行されたり、DoS攻撃を受ける可能性がある。

 影響を受けるバージョンは、サイボウズ Office 6.6とそれ以前 、サイボウズ ガルーン 1.5、「サイボウズ ガルーン ワークフロー 1.0」とそれ以前、「サイボウズ ガルーン ファイル管理サーバー 1.0」とそれ以前、「サイボウズ ガルーン 掲示板サーバー 1.0」とそれ以前、「サイボウズ ガルーン 施設予約サーバー 1.0」とそれ以前、「サイボウズ ドットセールス 1.0」とそれ以前。

 該当するバージョンでは、任意のスクリプトが埋めこめてしまうXSSの問題HTTPヘッダインジェクションの問題、またサイボウズOfficeにはサービス拒否(DoS)攻撃を受ける問題が存在する。これらの問題によって、ユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行されたり、キャッシュサーバのキャッシュの上書き、任意のCookieの発行、サーバの運用妨害などの可能性がある。

 サイボウズでは、これらの問題を解消した新版を公開しており、IPAおよびサイボウズでは最新版にアップデートするよう呼びかけている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    標準化されたOS「Linux」で実現するIT環境の効率化、検討すべき9つの事項とは

  2. セキュリティ

    脅威は“数分で侵入”の時代へ--AI活用で進化する攻撃者にどう備えるべきかを徹底分析

  3. OS

    Windows 11移行の不安を“マンガ”でわかりやすく解消!情シスと現場の疑問に応える実践ガイド

  4. クラウドコンピューティング

    CentOS Linuxアップデート終了の衝撃、最も有力な移行先として注目されるRHELの今

  5. セキュリティ

    サイバー攻撃における特定から復旧までをワンストップで対応--セキュリティ対策で抱える課題とは

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]