フレパー・ネットワークスは12月27日、3次元仮想空間向けサービスの実用化に向け、IBMのプロセッサ「Cell Broadband Engine(Cell/B.E.)」を搭載したブレードサーバ「IBM BladeCenter QS21」を採用したことを発表した。
フレパー・ネットワークスでは、2003年より3次元仮想空間向けサービスの実用化に向けた研究開発に着手。実際の街並みを精巧に再現するなど、高精細なソフトウェアの開発を推進。3次元仮想空間における違和感のないスムーズな移動などを実現することを目的にIBM BladeCenter QS21を採用した。
Cell/B.E.は、マルチコアアーキテクチャと高速通信機能により、大量の計算処理や高度な画像処理を高速で行うプロセッサ。たとえば、ワークステーションで約6分かかるX線写真の処理を2秒で処理することもできる。
フレパー・ネットワークスは、研究開発した3次元仮想空間技術をもとに、仮想空間サービスへのプラットフォーム提供、新しい広告サービス、その他さまざまな事業形態との提携などを推進していく予定。