日立製作所は1月8日、952ノードのテクニカルサーバ「HA8000-tc/RS425」で構成されたスーパーコンピュータシステムを、東京大学情報基盤センターから受注したことを発表した。このシステムは、最大理論ピーク性能が140TFLOPSのスーパーコンピュータシステム。2008年6月の稼働を予定している。
全国共同利用施設である東京大学情報基盤センターは、Linuxプラットフォームを活用した同システムを導入することで、科学技術分野において多くの優れた研究成果が得られることを期待している。今回、同システムのオープン性、科学技術計算処理における高性能、省スペース性が評価されて採用が決定された。
同システムは、1ノードにクアッドコアAMD Opteronプロセッサ(2.3GHz)を4個搭載し、2Uサイズのコンパクトな筐体にプロセッサやメモリなどを高密度に実装したもの。952ノードを高速多段クロスバネットワークで接続し、単位面積あたり3738GFLOPSの性能を実現している。