編集部からのお知らせ
Pick up! ローコード開発の行方
「これからの企業IT」の記事はこちら

スカラーとベクトルの複合--10ペタフロップス狙うスパコンのシステム構成決定

田中好伸(編集部)

2007-09-14 22:22

 独立行政法人理化学研究所(理研)は9月14日、10ペタフロップス級の処理性能を持つ次世代スーパーコンピュータのシステム構成を決定したことを発表した。開発するのは、理研のほかに富士通、日立製作所、NECの3社が共同を行う。今後、このシステム構成をもとに、詳細設計が進められる。

 システム構成が決定した次世代スパコンは、スカラー部とベクトル部からなる、複合汎用スパコンとなる。スカラー部とベクトル部という異なる演算部を使い分けることで、アプリケーションの実行に適した計算環境が提供されるとしている。

 また次世代スパコンでは、半導体プロセスに45nmを採用するとともに、電気信号ではなく光で信号を伝送する技術「光インターコネクト」を採用している。光インターコネクトは、1信号あたり20Gbpsの速度とされている。

 理研では、これらのシステム構成から、スパコンのランキングで利用されるベンチマーク「LINPACK」で10ペタフロップスを達成できるとしている。加えて、アプリケーションの実行でも世界最高性能に到達できると説明している。

 このスパコンは、文部科学省が推進する「最先端・高性能汎用スーパーコンピュータの開発利用」プロジェクトの一環として、理研が中心となって開発を進めている。

 2006年9月に理研が概念設計を開始、2007年4月にシステム構成案を取りまとめている。その後、理研のシステム構成案について、文部科学省で評価報告書が6月にとりまとめられ、また、これを受けて実施された総合科学技術会議による評価が終了したことから、理研としてシステム構成を決定している。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. 運用管理

    ファイルサーバ管理のコツはここにあり!「無法状態」から脱出するプロセスを徹底解説

  2. クラウドコンピューティング

    社員の生産性を約2倍まで向上、注目の企業事例から学ぶDX成功のポイント

  3. コミュニケーション

    真の顧客理解でCX向上を実現、いまさら聞けない「データドリブンマーケティング」入門

  4. ビジネスアプリケーション

    デメリットも把握しなければテレワークは失敗に?─LIXIL等に学ぶ導入ステップや運用のコツ

  5. 運用管理

    ニューノーマルな働き方を支えるセキュリティ-曖昧になる境界に変わらなくてはならないデータセンター運用

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]