コグノスは1月10日、サッポロビールがコグノスのBIソリューション「Cognos 8 BI」を全社規模で導入し、業務を効率化したことを発表した。
サッポロビールでは2005年に、経営/事業管理、財務管理、需給管理、マーケティング活動の効率化を目的に“統合情報活用基盤”としてCognos 8 BIを導入。経営者から一般の社員まで、幅広いユーザーの情報管理、検索、分析、レポーティングを効率化した。
Cognos 8 BIの導入により、データ検索や分析スピードが向上しただけでなく、分析データの共有を強化。また、レポートオーサリング機能を活用することで、レポート開発を従来に比べ約半分の期間に短縮している。
サッポロビールでは、(1)従来システム/他社システムに比べ高度な機能が標準で実装されていること、(2)高度なレポートと分析のニーズへ対応し、複雑なレイアウト設定や柔軟なレポート作成が可能なこと、(3)ウェブブラウザ上でのサービス提供、コンテンツの一元管理、セキュリティの一元管理などシステム管理性に優れていること、(4)低コストで既存資産の有効活用ができることの4つの理由でCognos 8 BIの採用を決定した。
同社は、1996年よりコグノスのデータ検索/レポーティングツール「Impromptu」を、2000年にOLAP(オンライン分析処理)ツール「Cognos PowerPlay」を、2004年に統合データ検索/レポーティングツール「Cognos ReportNet」を導入している。今後は、予算/戦略立案の迅速化を目的に、コグノスのパフォーマンスマネージメントソリューション「Cognos 8 Planning」の採用を検討している。