コグノスは4月3日、データウェアハウス構築ソフト「Cognos 8 Data Manager」を発表した。対応コンサルティングサービスとともに、すでに提供を開始している。
Cognos 8 Data Managerは、ビジネスインテリジェンス(BI)向けデータウェアハウスを構築するためのソフト。データの統合および変換、「ディメンション」を管理することで、全社規模の一貫した情報活用環境を提供できるという。さらに、「ディメンショナルモデル」を物理データのレベルで簡単かつ迅速に実装できるので、運用/保守の負荷が軽い。
また、BIツール「Cognos 8 Business Intelligence(BI)」に対して、データ統合機能を付加するオプションとして利用できる。この組み合わせにより、コグノスでは「データをユーザーに分かりやすい形に変換し、意思決定や経営判断に必要な情報にアクセスすることが容易になる」としている。
ディメンショナルモデルとは、BIのベストプラクティスとして知られるデータのモデリング手法。データは収集するためではなく、意図する方法で取得する目的で設計される。ユーザーは、ビジネスの視点(ディメンション)で情報を捉えることができるようになっている。たとえば、営業部長が「担当地域ごとの製品別売上を前年同月比でみたい」という場合、地域、製品、期間というディメンションを組み合わせて売上を見ることができるという。