日本エフ・セキュアは1月15日、SaaS(Software as a Service)をセキュリティに応用した新製品「F-Secure ビジネスセキュリティ」を3月1日から販売開始すると発表した。
F-Secure ビジネスセキュリティは、セキュリティソフトウェアと管理ポータルを含むSaaS型のセキュリティソリューション。セキュリティはネットワークを通じたサービスとして提供され、日本エフ・セキュアがユーザーのソリューションを保守するため、セキュリティ管理のためのハードウェアやソフトウェアが不要となる。
ノートPC、デスクトップPC、各種サーバ、ワークステーションをウイルス、スパイウェア、トロイの木馬、ルートキットなどの脅威から保護し、またファイアウォール、侵入防止、アプリケーション制御、スパム制御が提供される。
ウェブベースのサービスポータルから簡単な操作で管理できる。サービスは全自動で動作するため、ユーザーはソフトウェアのアップデートやパターンファイルの更新、管理サーバのメンテナンスを心配せずにITのセキュリティを確保し、最小限のリソースで24時間のサービスを受けることができる。
日本エフ・セキュアではF-Secure ビジネスセキュリティの投入で、企業向けSaaSによるセキュリティの浸透を図る。また、4月1日以降は主力商品である小中高校パック、オフィスパックなどのパック商品へF-Secure ビジネスセキュリティを標準バンドルし、商品の価値を高めることで拡販を行い、セキュリティサービス市場でのシェア獲得を目指すとしている。