マイクロソフトは、世界的に市場を独占するために二つの大きな課題を乗り越えてきました。そして今、三つ目の課題に直面しています。そしてそれは、ネット広告事業の黒字化ではありません。
一つ目の課題は、インターネットでした。マイクロソフトはもう少しで、そのチャンスを逃すところでしたが、ビルゲイツは母の助けにより地元のISP知ることになります。そしてすぐさまインターネットが世界を変えていることを理解したのです。彼は有名なメモを残しており、その後、マイクロソフトを絶対的な力を持つ巨大企業に変えたのです。発展途上であったNetscapeを不必要に破壊してしまったことは未だに残念なことです。しかし、TCP/IPスタックをWindows95に導入したことで、マイクロソフトはインターネットを急速に成長させ、MSNをウェブへアクセスするためのプラットホームとして確立させました。
二つ目の課題はセキュリティでした。もうひとつのメモには、彼らの見解と、今、何が有効な戦略と判明したのかについての要点が述べられています。マイクロソフトは脆弱性の嵐を乗り越えることができました。どうせ、新たな脆弱性がすぐに見つかるのですから、素晴らしいソフトウエアの開発に力を注ぐより、定期的なパッチ実施体制を敷いたことが良かったのです。
ビルゲイツが、マイクロソフトの世界征服にとって、第三の課題を見つけたことは、皮肉だと思います。