光陰矢のごとし。もう2月である。 年末のお約束通り、ここしばらくMac上でのWindowsの使い勝手を試している。とりあえず今の環境は、Boot Campで作成した40GBの領域にWindows Vistaを導入。Mac OS X上にはVMWare Fusionをインストールし、Boot Campパーティション上のWindowsを「再起動無し」で利用できるようにしてある。
さて、VMWare Fusionのいいところは、仮想マシンがきちんと2つのプロセッサを使えるところだ。最近のMacは、MacProを除いてほぼもれなくIntel Core2Duoを搭載している。つまりひとつのプロセッサで2つ分のパワーを持っているわけだが、仮想化ソフトウェアがこれに対応していなければ、 CPUがデュアルコアでもシングルコア分の性能しか出ない。
例えば、対抗馬である「Parallels Desktop for Mac」は、今のところ仮想マシンから使えるCPUはひとつだけ。実際にベンチマークをとってみても、演算性能はVMWare Fusionの約半分という結果になる。また、Parallelsはディスクへの書き込みもだいぶ遅い。(ライセンス上、具体的なベンチマーク結果は公開できないが。)
ただ、この一事をもって、VMWare Fusionが優れていてParallels Desktopがダメだということはできない。