#8:lay と lie
(layは「横たえる」、lieは「横たわる」という意味である)
誤:I got dizzy and had to lay down.
私は目眩がしたので横たえなければならなかった。
正:I got dizzy and had to lie down.
私は目眩がしたので横たわらなければならなかった。
正:Just lay those books over there.
それらの本はそこに置いておいてください。
#9:then と than
(thenは「その後」、thanは「〜よりも」という意味である)
誤:The accounting department had more problems then we did.
経理部門はより多くの問題を抱えていた。その後私たちは行った。
正:The accounting department had more problems than we did.
経理部門は私たちよりも多くの問題を抱えていた。
注:ここでちょっとイライラさせられることを紹介しておこう。ifで始まる文では、thenは不要である。その場合のthenは暗黙であるため不要なのであり、使用すると冗長になるのだ。
誤:If you can't get Windows to boot, then you'll need to call Ted.
もしもWindowsを起動できないという場合、その後でTedに電話する必要がある。
正:If you can't get Windows to boot, you'll need to call Ted.
もしもWindowsを起動できないという場合、Tedに電話する必要がある。
#10:could of と could have、そしてwould of と would have
(could ofとwould ofはいずれも文法的に間違いであり、それぞれcould haveとwould haveの短縮形であるcould'veとwould'veの発音に引きずられた誤りである)
誤:I could of installed that app by mistake.
(文法上意味をなさないが、あえて訳すと次のような意味になる)
私はできた。そのアプリケーションを誤ってインストールしたものの。
正:I could have installed that app by mistake.
私はそのアプリケーションを誤ってインストールしてしまったかもしれない。
誤:I would of sent you a meeting notice, but you were out of town.
(文法上意味をなさないが、あえて訳すと次のような意味になる)
私はする気があった。あなたに会議の通知を送った。しかしあなたは出張でいなかった。
正:I would have sent you a meeting notice, but you were out of town.
(あなたがいれば)私はあなたに会議の通知を送っていたでしょうが、あなたは出張でいなかった。
おまけ:イライラさせられること
ここで、私が現在個人的にイライラさせられていることを1つ挙げておこう。いつの頃からかは知らないが、「hit and miss」(当たって外れる)といった言い方をよく見聞きするようになった。まさか。どちらも、なんてことはあり得ないはずでは?当たるか外れるかのどちらかなのだから「Hit OR miss」となるはずだ。そう、これは些細なことであり、二値論理にこだわりすぎているということは判っている。とは言うものの、これはあまりにも非論利的であるため、悩まされてしまうのである。まあいい、これは私の問題だ。あなたもこんなことがあったらコメント欄で教えてほしい(あるいは、あきらめるよう私を説得するようなコメントでもいい)。
また、同僚の頭を悩ませた文法上の間違いについては、長期にわたって続いているこの掲示板(英語)でも読むことができる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ