CTC、直流電源対応サーバベンダーRackableと提携--グリーンIT対応を加速

田中好伸(編集部) 2008年04月17日 21時54分

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 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は4月17日、米x86サーバベンダーのRackable Systemsと国内で初めて販売代理店契約を締結、4月下旬から販売を開始することを発表した。

 Rackableが提供するのは、従来の交流電源方式と比べて、最大30%もの電力・熱量の削減効果があるといわれる直流電源方式に対応したサーバ/ストレージ。サーバラック内に同社製の交流/直流変換器を搭載することで、従来型の交流電源方式のデータセンターでも設置することができる。これによって、従来の設備環境でも約10%の省電力が実現できるとしている。

 同社の直流電源装置の効率は94.5%でありながら信頼性も高めている。通常の交流電源装置の平均故障間隔(Mean Time Between Failure:MTBF)が20万時間であるのに対して、同社の直流電源装置は200万時間を記録している。

Rackable ラックに収められたRackable製サーバ。中央部分が空洞になっており、熱が強制的に天井に向けて排気される

 Rackableの低消費電力サーバは、奥行きサイズが従来型の約半分の1Uハーフサイズ。1つのラックに最大88台のサーバ、CPUのコア数にして最大704、ストレージの容量にして最大336テラバイトを搭載することができる。

 同社製システムでは、ラック内にサーバの背面同士を向かい合わせて対面設置する、冷却効率の高い「Back to Back マウント方式」を取ることで、ラック中央内部にサーバから排出される高温排気を集約する排気路(ホットアイル)を作り、サーバラックの冷却効率を向上させることができる。

 従来、サーバをラックに搭載する場合、ラックの前面にフロントパネルをあわせて背面に電源ケーブルや排熱ファンが来るようにレイアウトされる。Rackableの場合、奥行きサイズが従来型の約半分の1Uハーフであることから、ラック内にサーバの背面同士を向かい合わせて対面設置することができる。このことから、サーバから排出された熱気がサーバルームに霧散することなく天井部分に強制排気されるため、通常サイズのサーバを搭載したラックに比べて冷却効率が高くなっている。

 CTCでは、環境配慮型のデータセンターとして2008年秋に「目白坂データセンター」(東京都文京区)を開設する予定。同データセンターでは、直流電源供給設備や高効率の空調設備の導入など設備インフラ面の省エネ対応に加えて、4月から提供を開始している仮想化シェアード・ホスティングサービス「IT統合基盤サービス」のプラットフォームとして、新たにRackable製品を採用することで、自社データセンターにおける消費電力を、従来型のサーバを採用した場合と比較して最大30%削減を目指すとしている。

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