サンのSaaS計画の落とし穴(ZDNet Japanブログより)

飯田哲夫(電通国際情報サービス)

2008-05-02 01:30

サンのSaaS計画

 さて、最近サン・マイクロシステムズがISV向けにソフトウェアをサービス化するためのサービスを開始した。これは何もかもがサービス化へ向かおうとする最近の潮流を捉えたものであると思うのだが、旧来型のソフトウェア企業にはあまりにも渡りに舟なサービスだけに何かそこには落とし穴があるような気がするのである。

 用語としてのSaaSであるとかPaaSが遍く使われるようになり、ソフトウェアをソフトウェアとして販売していることが古いと捉えられ、ソフトウェアはサービスとして提供するものだという脅迫観念が生じてくると、とにかくソフトウェアはサービスとして提供しようという話になりがちである。

サービス化の落とし穴

 そして、顧客側にはサービス化されたソフトウェアは、従来よりも支払う金額は少なくても済むだろうという期待感があり、提供する側にも買ってもらうより安く提供できないと意味が無いという前提が存在している。つまり、ソフトウェアのサービス化というのは、単なる提供方法を変えることではなく、ビジネスモデルを変えるということとなる。

全文はこちら--「エンタープライズニュースの読み方」

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]