日本オラクルは5月12日、プロジェクト管理アプリケーションの最新版「Oracle Projects」の提供を開始した。
Oracle Projectsは、プロジェクトに関する計画、契約管理、請求管理、工程進捗管理やリソース管理など、企業のプロジェクトに関する情報を一元的に管理することで、管理者が必要な情報をリアルタイムに把握、分析し適切な意思決定を可能にするアプリケーション。
最新版では、タスク管理、収益管理やプロジェクト情報分析においてユーザビリティが向上したほか、プロジェクト契約管理を行うアプリケーション「Oracle Project Contracts」と投資対効果分析を行うアプリケーション「Oracle Project Portfolio Analysis」が新たに追加された。Oracle Projectsと「Oracle Applications」の会計システムを連携させることで、プロジェクト収益と原価の見積もり精度向上、プロジェクトの進捗や契約変更に合致した会計処理が可能になるという。
日本オラクルでは、これにより、2009年4月1日以後開始の事業年度から適用が義務付けられた、プロジェクト収益総額、プロジェクト原価総額、決算日におけるプロジェクト進捗度を合理的に見積もり、これらに応じた当期の収益および原価を認識する工事進行基準への速やかな対応が可能になるとしている。
Oracle Projectsの価格は、最小構成の250万円(5ユーザーライセンス)より。対応プラットフォームは、AIX、 Solaris、HP-UX、RedHat Linux、Windows。